みかん小説
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"朝5時の鬼電話" 第4話

「え?」

輝は苦い顔をした。

「『あんたみたいな女がお兄ちゃんと釣りうとうな』って」

さすがに私は言葉を失った。

「それは……ちょっと」

「ちょっとどころじゃないだろ」

輝も分かっていた。

里のき過ぎていると注し、喧嘩になったことがあったそうだ。

「そのかなりきつく言ったんだ」

輝はソファーの背にもたれた。

里もショックだったみたいで、そのは落ち着いたんだよ。ちゃんと話したら自分が違ってたって謝ったし」

「じゃあなものだった?」

「俺もそうってた」

期特

兄を慕う気持ち。

々なものが混ざって暴していただけだと、輝は考えていたらしい。

「まさか俺が結婚したら再発するとはわなかった」

申し訳なさそうに眉をげる。

「俺の妹がごめん」

輝のせいじゃないよ」

すぐにそう言うと、輝はしたように笑った。

私はその、まだ刻には考えていなかった。

里から歓迎されていないのは寂しい。

けれど族になったのだから、をかければ関係も変わるだろう。

そんなふうに楽観していた。

やがて結婚式を終え、私たちは婚旅かけた。

そのしばらくして妊娠が分かった。

輝は妊娠から、驚くほど協力だった。

「俺は夫だし、これから父親になるんだから」

病院へ緒にき、い買い物袋を持ち、私の体調が悪ければ事を代わる。

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会社にも事を説し、能な範囲でく帰れるよう調してくれた。

「無理するくらいなら事代頼もう」

「そこまでしなくても」

「そこまでしていいんだよ」

も変わらない。

「産も経ってないんだから、まだ完全に元通りじゃないだろ」

私の様子を見ては事代やベビーシッターを頼み、娘のオムツ交換や寝かしつけも普通にしてくれた。

私は々、

これが世で言うスーパーダーリンというものなのだろうか。

などとっていた。

そんな輝のために、自分には何ができるだろう。

そう考えた、やはり私には料理しかなかった。

娘の世話のしいレシピを試した。

について調べ始めた。

輝のお弁当も、しでも楽しみになるよう夫した。

穏やかな毎だった。

だからこそ、所のたちの線がおかしくなり始めたも、私は自分が何かしてしまったのだとっていた。

スーパーにくと、見られている。

ひそひそ声がする。

所の主婦仲へ挨拶しても、骨に目を逸らされることがあった。

「何だろう……」

へ帰るたびに考えた。

けれど誰に何を聞けばいいのか分からない。

私が気にしすぎなのだろうか。

で神経質になっているだけなのかもしれない。

そう考えて、しばらくしていた。

まさかその線の理由が、

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6かの娘を置いて夜遊びしている母親」

という噂だったなど、る由もなかった。

 

義母との話を切った輝はすぐ司へ連絡した。

「部、朝くすみません」

私は娘を抱きながら、その姿を見ていた。

「実族のトラブルがありまして、急で申し訳ないのですが今は休ませてください。今の会議資料は共フォルダーに全部入れてあります」

話を終えると、今度は同僚。

その次は部

事な会議に穴をけないよう、輝はずつ丁寧に事を説していた。

「よし」

話を切る。

「これで今の仕事の根回しは丈夫」

私は配になった。

輝、本当に会社休んでいいの?」

「うん」

「今の会議、事だって言ってたよね」

から、輝がでも資料を作っていたのをっている。

会社から正式に持ち帰りの許をもらい、娘を寝かしつけたまで準備していた。

だから今のお弁当は、輝の好物をめに入れようとっていたのだ。

「仕事はで取り返せる」

輝はまっすぐ私を見た。

「でも族のことは別だろ」

「でも……」

「俺の奥さんが、に覚えのないことで悪く言われてるんだぞ」

声は静かだった。

「じっと仕事してられるわけない」

胸の奥が温かくなる。

輝は昔からこういうだった。

自分の気持ちだけではなく、私の気持ちまで同じさで扱ってくれる。

私はこのの隣にいたいとったから結婚した。

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