みかん小説
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"消えた妻と青いマグカップ" 第4話

の休みを取っていた。

は事に計画していた。

そう考えるのが、

番自然だった。

夕方、

は美の寝をもう度見た。

着。

普段着。

仕事用の

ほとんど残っている。

だが、

歯ブラシの予備が本ない。

さな化粧ポーチも見当たらない。

たった泊か泊。

その程度の準備。

だからこそ、

余計に苦しかった。

本当にを捨てたなら、

もっと荷物を持つはずだった。

では、

はどこかへ泊して、

そのあと帰るつもりだった?

何をするために?

卓に座っていた。

の結婚活で、

を疑ったことは度もなかった。

浮気。

婚。

別の男。

そんな言葉が、

自分たちに関係するとはっていなかった。

携帯話をに取った。

話する。

源は切れたまま。

藤田へ話する。

こちらも同じ。

は留守番話に、

い言葉だけ残した。

「誠司」

を置いた。

「美緒にいるんだろ」

もう度、

息を吸った。

「頼むから話してくれ」

翌朝。

妻が消えてから、

くが過ぎようとしていた。

はほとんど眠れなかった。

分。

携帯話が鳴った。

警察署からだった。

さん」

刑事の声が、

いつもよりかった。

「藤田誠司さんが来ました」

がった。

「美は?」

話の向こうが、

瞬黙った。

「藤田さんは、です」

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警察署へ着いた

藤田は取調ではなく、

さな面談にいた。

がドアをけた。

藤田はがった。

同じ顔だった。

見てきた顔。

し無精ひげが伸び、

目のに疲れがある。

それだけだった。

「先輩」

その言で、

は藤田の胸ぐらを掴んだ。

「美はどこだ」

刑事がすぐに入った。

さん、やめてください」

「どこだ!」

藤田は抵抗しなかった。

を見ながら、

静かに言った。

「無事です」

「だったら連れてこい」

「できません」

に力が入った。

「何でだ」

「本がそう言ってます」

刑事に引きされ、

は向かいって座った。

は藤田を睨んだ。

曜の夜、美を乗せたな」

「はい」

否定しなかった。

「どこへった」

藤田は黙った。

「答えろ」

「今は言えません」

「お……」

が再びがろうとした。

刑事が制した。

「藤田さん」

刑事が言った。

さん本全確認が必です。居所を隠すだけでは済みません」

「分かっています」

「では」

藤田はし迷ったあと、

「本から連絡するはずです」

と答えた。

「いつ?」

「今に」

「あなたはどこまで緒にいたんですか」

「昨の昼頃までです」

「そのは?」

にしてほしいと言われました」

は笑った。

く、

乾いた笑いだった。

にした?」

藤田を見た。

の妻を連れして?」

「違います」

「何が違う」

「連れしたんじゃありません」

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「じゃあ何だよ」

藤田は健を見た。

「頼まれたんです」

の夜。

藤田はった。

頃。

そこまでは所の証言と致した。

はすでに準備をしていた。

さなバッグ。

財布。

携帯。

泊分程度の荷物。

藤田はコーヒーをんだ。

それから、

に乗った。

「どこへ?」

が聞く。

「それは……」

藤田は止まった。

「また言えないのか」

所を言えば、誰に会いにったかまで分かってしまいます」

の表が変わった。

「誰?」

藤田は答えなかった。

「男か」

「違います」

即答だった。

「じゃあ女?」

藤田は黙った。

はその沈黙を見た。

「何なんだよ」

警察は、

藤田の話だけを信用したわけではなかった。

内の確認。

記録。

ガソリンのレシート。

の利用履歴。

藤田は任で、

すべて提した。

き先は潟県方面だった。

はその事実を聞いて、

さらに混乱した。

潟に何があるんだ」

の親戚はいない。

昔の友も、

る限りではいない。

藤田はそれでも、

理由を話そうとしなかった。

分。

警察署の話が鳴った。

担当刑事がた。

数分

を変えて部た。

と藤田は、

無言で待った。

分ほどして、

刑事が戻ってきた。

さん」

がった。

「美ですか」

刑事は頷いた。

「奥様ご本から連絡がありました」

から、

瞬力が抜けた。

「無事なんですか」

「はい」

「怪は?」

「ないそうです」

「どこです」

刑事はを置いた。

「ご本が、今は伝えないでほしいと希望しています」

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