"母との同居後、妻が倒れた――医師が私だけ呼んだ理由" 第4話
なったつの予約
母の循環器の定期診察がある曜、私は半かけて準備したシステム導入の発表を控えていた。朝の席でカレンダーを見て、母の予定に気づいた私は、噌汁をよそっている美に声をかけた。「悪い、今の母さんの病院、代わりに付き添ってくれないか」
美はお椀を置き、スマートフォンを取りした。画面を見つめたまま数秒黙っていたので、私は「何か予定があった?」と尋ねた。彼女はし遅れて「ううん、分かった」と答えた。そのに何を考えていたのか、私は確かめなかった。
母は「でけるわよ」と言ったが、私は「父さんのこともあったし、のため」と説得した。母は困った顔をし、美は「丈夫ですから」と微笑んだ。私はに礼を言い、会議の資料を抱えて勤した。
そのの午過ぎ、美は自分が通っていた婦科へ話をかけた。午の診察を取り消したいと伝えると、次に担当医の予約が取れるのは週だと告げられた。母の病院は午半からで、所もれていた。つを両させるのは難しかった。
「週でよろしいですか」と受付のに聞かれ、美はし黙ったという。で彼女は、ここで私に話をする選択肢も考えたと話した。だが私が父を失った、母の通院に過敏になっていることをっていたし、な発表の最に「私も病院なの」
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と言うのが怖かったそうだ。
母の診察は無事に終わった。帰りの会計待ちで母が「今は仕事、丈夫だったの」と尋ねると、美は「調できました」と答えた。母はその言い方に違を覚えたらしい。けれど、そのではそれ以聞かなかった。
夜、私は発表の成功を報告し、缶ビールをけた。母の検査も定していたと聞いて「今はいいだったな」と言うと、美は「そうね」と笑った。私は彼女の元に、病院の予約を変更したさなメモが伏せてあることに気づかなかった。
週末、カレンダーにかれていた「婦科再診」の文字が黒い線で消され、週先へ移されているのを見つけた。私は初めて、あの曜に美自の通院があったとった。「病院、かなかったのか」と聞くと、彼女は「母さんの付き添いとなったから」とく答えた。
聞を読んでいた母が顔をげた。「美さん、あなたの病院の予約を私のために変えたの」。美は「ただの経過観察ですから」と答えたが、母は「私の通院はタクシーでもけたのよ」とく言った。私はのに入り「母さん、そんなにらなくても」と取りなした。
母は私の方を向いた。「。あなたは、美さんが何の経過観察をしているかっているの?」
その週末、私は母の通院費の領収を計簿に挟んでいる美を見かけた。
妻は「病院の用事は、これから予定がならないようにしたい」と言った。私は「そうだな」と答えたが、次のの自分の張予定を先にき込んだ。美が予定表の余を確かめるつきは慎だった。私の都が決まったに、自分の用事を置く所を探していたのだ。
私は「婦科だろ」と答えた。母はしばらく私を見つめ、それから美へ「次は必ずって。約束よ」と言った。美はさく頷いたが、私はその約束のさを理解していなかった。