みかん小説
本棚

"50人ドタキャンで廃業寸前、そこへ現れた意外な客" 第6話

マットのの証拠写真

会議の巨モニターに映る神会の徹なに射抜かれ、真治の膝がガタガタと音をてて震え始めた。

「か、神会……! 体何のお話でしょうか? 先週の曜は、部署の部たちを労うためにバーベキューを催しておりましたが……」

『ほう。バーベキューか。楽しかっただろうな、のを踏みにじってむ酒は』

神会が元で図をすと、画面が切り替わり、枚の写真がモニター全体に写しになった。

それは、町のに佇む『居酒 鉄』の観写真だった。赤提灯の、簾、そして入りに貼られた『本貸切・名様』の張り。

「あっ……!」

真治の喉から、引きつった鳴が漏れた。

『うちの若選がな、あの、おの元同僚であるテツ君のにお世話になった記に、ので撮した写真だ。……テツ君からすべて聞いたぞ。おは始分、分の料理をすべて仕込み終えていた彼に対して、「が廃業したとったから」と嘘百を並べて、当ドタキャンをかましたそうだな』

会議にいた『プロモ・エンターテインメント』の同僚や司たちの線が、斉に真治へと突き刺さった。

「し、真治……お、そんなことをしたのか!?」

「の当キャンセルだと……!? 正気か!?」

周囲のざわめきに、真治は顔面を蒼にしながら、必にを振り回した。

広告

「ち、違います会! あれは……あれは単なるプライベートの友同士の冗談で! 仕事とは切関係ありません! それに、あいつののチラシにはキャンセル料の規定がいてなかったんです! 記載漏れをしていたあいつの落ち度であって、俺が責められる筋いはありません!」

『黙れ、僧がッ!!』

神会の号が、スピーカーを破らんばかりに炸裂した。

画面の向こうで、百キロを超えるヘビー級のレスラーたちが斉にちがり、凄まじい威圧で画面越しに真治を睨みつける。

『プライベートと仕事は別だと? 記載漏れだから払う義務はないだと? よくもそんな浅ましい言葉が吐けたものだな! おにとって、約束のさとは「ペナルティがかれているかどうか」で決まるものなのか!?』

神会はを乗りし、画面を指差した。

『相がさな個商だからと侮り、困窮している元同僚を嘲笑い、分の材をゴミ箱に捨てさせようとしたその腐った性根! そんな非が担当する台で、命懸けでリングにがる選たちの全が守れるとうか!? きい会なら全力をし、さい会ならを抜く——そんなレスラーを客が信じるとうか!?』

正論の豪速球が、真治のっぺらいプライドを々に打ち砕いていく。

「だ、ですが会……! 今回の武館会の契約を解除されたら、うちの会社は億単位の損害を被るんです! それだけはどうかご勘弁を——」

広告

『ったことか! 信義を守れない企業に、プロレスの聖のリングを任せることはできん! すでに代替の設営会社の配は完している!』

神会は酷に言い放ち、最に神奈本部へ線を向けた。

『神奈本部。御社との今の関係について、々から提示する条件はただつだ。……この男が、今にテツ君の元へいつくばってき、からの謝罪と落としをつけてくること。それができなければ、御社との取引は今限りで未来永劫、完全に終だ』

プツン、と通信が切断された。

暗転したモニターので、静まり返る会議。

神奈本部が、りで肩を震わせながら真治の胸ぐらを掴みげた。

「……おい、真治。聞こえたな? 今すぐそので鉄へけ。座して、靴を舐めてでもテツ君に許しをもらってこい。もし許してもらえなければ……貴様を懲戒解雇処分にし、会社が被る数億円の損害賠償を全額個請求するぞ!」

広告

おすすめ作品

リンクを共有

以下のリンクをコピーして友達と共有してください: