みかん小説
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"一年後の請求書" 第5話

を剥くスマートメーターと、の絶叫

それからの百、のはまさに絵に描いたような暴だった。 「神プランを契約した」と完全にい込んだは、もはやを自分の私、いやそれ以の無料ゲーム部として使い倒した。 学の講義をサボり、朝のから夜の閉まで丸。 持参したハイスペックのゲーミングPCに、付けの巨グラフィックボード、デュアルモニター、さらにはスマートフォンの急速充器をタコ配線で常フル稼働。 暴を防ぐための卓扇まで持ち込み、消費力は常に般のカフェ利用客の倍から倍に達していた。

「おい、Wi-Fiの速度ちょっと落ちてんだけど! もっとい回線に替えろよ!」 「すみませんね、のお客様も使っておられますので」 「ちっ、使えねえな。まあいいや、気代も所代もタダだしなw」 は毎、百円引きになった百円のコーヒー杯だけを頼み、あとはを何杯もおかわりしながら、画面の向こうの見らぬ相とボイスチャットで鳴りっていた。

方、俺は切の注をしなかった。 「向さん、今ものゲーム、お疲れ様です」と、笑顔でを注ぎし続けた。 スマート力メーターは、が消費した膨な力量を、秒の狂いもなくクラウドへ送信し続けた。

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座席のセンサーは、彼が席を法占拠し続け、そのせいで入を諦めて帰っていった客の数を、酷にカウントし続けた。 そして――契約から丸が経過した、翌の初。

運命の精算がやってきた。

カランコロン、とドアベルが鳴り、いつものようにリュックを背負ったが、あくびをしながら入ってきた。 「ういーす。、いつものアイスコーヒー。百円引きでね」 俺はアイスコーヒーを淹れる代わりに、カウンターのから、法律事務所の角封筒を取りした。 に入っているのは、税理士と弁護士の厳密な監査を経て作成された、さセンチに及ぶ【利用料確定請求細】である。

「向さん。本で、プレミアムブース契約の満期を迎えました。規約第条に基づき、こののご利用料のご精算をお願いいたします」 「あ? 精算? 何言ってんの、コーヒー代はその都度払って――」 はで笑いながら、差しされた請求の鏡(表)に目を落とした。 その瞬。

「……は?」

のから、抜けな声が漏れた。 線が、面の央に太字で印字された、信じられない桁数の数字に釘付けになる。 の瞳孔が限界までき、顔面からサーッと血の気が引いていくのが、カウンター越しに見えた。

【ご請求額計:¥5,500,000-(税込)】

秒の、絶対零度の静寂。 やがて、静まり返った内に、鼓膜をつんざくような絶叫が霊した。

「ご……ごひゃく、ごじゅうまんえええええええっ!?!? な、なんじゃこりゃああっ!!」

は請求を両で握り締め、目を剥きながらガクガクと膝を震わせた。 だが、カウンターの奥で腕を組む俺の目は、切笑っていなかった。 「向さん。お支払いは、振込とクレジットカード、どちらになさいますか?」

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