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"葬儀3日後、姑に追放された私に亡き夫からの連絡" 第13話

録音された悪

「役所……? 保険会社……?」 数枝は泳ぐ瞳で警察官を見げ、わざとらしくとぼけた声を張りげた。 「な、何のことかしら? 私は息子の葬儀が終わって、必な公続きを代理でっただけよ! それが母親の務めでしょうが!」

「では、お聞きします」 警察官は胸ポケットから、役所の戸籍課からFAXで送られてきた類のコピーを取りし、座卓のに突きつけた。 「この『姻族関係終届』。署名欄にある『佐藤美』の跡は、らかにあなたのものであり、捺印されているのも古い認印です。奥様ご本の承諾を得ずに勝に提しようとしたことは、印私文偽造罪、ならびに偽造私文使罪に該当します」

「ち、違うわよ!」数枝は唾をばして喚き散らした。 「美さんが自分でいたのよ!『直さんがんだから、もうこのとは縁を切りたい』って、自分から頼んできたんじゃない! 私は親切で役所へ届けてあげただけよ! 嘘だとうなら美さんに聞きなさいよ!」

々しい嘘が、息を吐くように滑りてくる。 かつての私なら、そのあまりの理尽さに圧倒され、悔し涙を流しながら言葉を失っていたかもしれない。 だが、今の私は違った。昨夜、砂りのので娘を抱きしめた瞬、私ののにあった「義母への慮」は、完全に焼き尽くされていたのだ。

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私は静かにハンドバッグからスマートフォンを取りした。 画面を操作し、昨の夕方に数枝と交わした話の通話録音データを再する。

『――をていったあんたに渡す類なんて、ただの1枚もしないわよ』 静寂なに、数枝自の酷で傲な肉声が響き渡った。 『直の命保険の請求も、の名義変更も、全部喪主である私がやってるの。典も保険も、佐藤のを守るためのものだから、あんたたちには円も渡さないわ!』

スピーカーから流れる自分の声を聴いた瞬、数枝の顎がガタガタと震えした。 「あ……それは……それは、売り言葉に買い言葉で……!」

「さらに、保険会社からもすでに連絡が入っています」 警察官が容赦なく畳みかけた。 「あなたが昨申請した保険の請求について、被保険者である直さんのが確認されたため、詐欺未遂事件として警察に通報がありました。ご子息がきている能性を警察から確認されていたにもかかわらず、それを図に無して続きをした疑いがあります」

逃げは、完全に塞がれていた。 数枝の顔から尊さが消え失せ、気の皮膚が醜く引き攣っていく。 女は膝から崩れ落ち、最の縋るような線を、松葉杖をつく直へと向けた。

「直……! 直、助けて頂戴! 母さんはね、あんたのためにやったのよ! あんたが遺してくれたを守るために……あの気の利かない嫁に財産を奪われないように、必だっただけなのよ!」

いずり寄り、息子のズボンの裾に縋り付く母親。 だが、直はそのを、自らの革靴で無に払い除けた。

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