"娘の十七万円を愛人に貢いだ夫の末路" 第6話
私のそのわぬ援護射撃の言葉に、娘の張っていたい表が、しだけ崩れたような気がした。
娘は、驚いたように私を見げた。
「うるさい!おのその甘やかし方が、根本な問題なんだよ!」
夫は、私の反論に激昂し、顔を真っ赤にして鳴った。
「どいつもこいつも、俺の稼いだできてるくせに、俺に反抗してきやがって!」
夫は、テーブルをドンとく叩いた。
「りりかがこんなに反抗になったのは、全部おの普段の教育が悪いからだからな!責任転嫁するな!」
夫は、青筋をてて私を睨みつけた。
「罰として、おらとも、今から1週夕飯抜き、禁止だ!自分で勝にどうにかしろ!」
夫は、理尽な罰を言い渡して吐き捨てた。
そして、夫はリビングのドアに向かってズカズカと歩きし、いきり叩きつけるようにきな音をてて閉めた。
そのまま、夫は2階の自分の寝にこもってしまった。
リビングには、静寂だけが残された。
「……お母さん、ありがとう。私の方をしてくれて」
娘は、震える声で私に言った。
娘は、私が父親に反論してくれた言葉が嬉しかったらしく、しだけはにかんだ。
しかし、その直、娘の表はどこか寂しげなものに変わった。
私は、娘の肩を優しく抱き寄せた。
「あなたの悔しい気持ちは、お母さんにはよくわかるわ。お父さんは、いくらなんでもやりすぎよ」
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私は、娘の背をさすりながら、慰めるように言った。
「このもね、あなたが将来困らないように、もっと英語の力をつけさせようとって、塾にかせたいってお父さんに相談したんだけど……」
私は、ため息交じりに打ちけた。
「そしたら、塾の授業料が無駄だとか、英語の勉くらい、元教師のおがで教えればタダで済むだろう、ですって」
私は、夫の言葉をそのまま娘に伝えた。
「何それ?ひどくない?お母さんの負担のことなんて、全然考えてないじゃん」
娘は、父親の勝さに呆れ果てたように言った。
「そうなのよ。挙句の果てにはね……」
私は、いすだけで腹たしくなり、声のトーンをげた。
「『そのために、わざわざ英語教師をやっていたおと結婚したんだぞ』ですって。まるで、私を庭教師代わりにしかってないみたいな言い方で」
私が、夫の信じられない暴言をにして、わずいため息をついた。
すると、今度は娘が、私の背をさすってくれた。
「お母さん……変だね。私がもっとになったら、絶対にお母さんを助けてあげるからね」
娘は、私を気遣い、私の方をして優しい言葉をかけてくれたのだ。
私は、娘のその温かい言葉に、涙がそうになった。
今度は私が、娘の優しさに助けられてしまったが、私はこんな優しい娘がいてくれて、本当に幸せだとの底からじていた。
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しかし、直太という夫にとっては、そうではないのだ。
夫のの奥底には、未だに「跡取りとなる男の子がまれなかった」という、理尽な事実への満が、ヘドロのように根くあるに違いない。
だからこそ、娘に対してこれほどまでに酷になれるのだ。
夫は、「女はいずれ結婚して、の庭に入るんだから、度な勉や経験なんて必ない」と、古い価値観で決めつけていた。
彼のその考え方が変わらない限り、今も私たち親子のに、決して埋まらないい溝があるのは違いない。
私は、娘の将来のこと、そして私たちのこれからのことをうと、どうしても今の活がで配になってくるのだった。
だが、私の抱える配の種は、娘のことだけには止まらなかった。
もうつ、私には気がかりなことがあったのだ。
その配とは、夫がここ数ヶ、やたらと方への張にく回数が激増したことである。
あるの夜、夫が仕事から帰宅したのことだ。
「来週から、また張があるから。準備しておいてくれ」
会社から帰ってきた夫は、玄関で靴を脱ぎ、リビングに入りながらネクタイを解き、面倒くさそうにそう言った。
「えっ、またなの?本当に最、張がいわね」
私は、カレンダーを見ながら、驚きと配が入り混じった声で言った。
私が配そうに夫の顔を見ても、夫は表つ変えることはなかった。