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"父の葬儀の日_夫は愛人を車に乗せて去った" 第10話

そこからだった。

婚協議では。

結婚に築いた預貯

自宅の扱い。

保険。

具。

それぞれ理した。

浩司は会社の借入を、

「夫婦で活するために作った借だ」

と主張した。

しかし。

由美は保証ではない。

借入名義も会社。

が混している以

由美が当然に負担するものではなかった。

森田が淡々と説すると。

浩司は満そうに言った。

「じゃあ20俺が稼いできた分は何なんだよ」

由美は初めて答えた。

「私がを守った20と同じじゃない?」

浩司が黙った。

「あなたが仕事にってる

「私は事をして」

「あなたのお母さんが入院したは病院へ通って」

「父の介護もして」

「会社のに来れば事をした」

「それを私は請求したことないよ」

浩司は何も言えなかった。

由美は続けた。

「私は今まで、あなたが稼いだおで養ってもらったとってた」

「でも違った」

「2活を作ってた」

「ただ、あなたは途から」

「私がやったことだけ、価値がないことにした」

婚届へ署名する

由美のは震えなかった。

20

佐藤由美だった。

姓を旧姓のへ戻すか。

そのままにするか。

そこも自分で決めた。

由美は姓へ戻した。

父と同じ姓だからではない。

結婚

自分が働き。

自分の料でを買い。

1に乗って会社へっていた頃。

その自分を。

もう1度したかったからだ。

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最終章 父の鞄

父がくなって半が過ぎた。

由美は父のの庭をしだけ理した。

全部を自分でやるのは難しいので、1回だけ業者に頼む。

費用は1回1万5000円。

昔の由美なら、その額にも罪悪を持っただろう。

今は違う。

自分で決めて、必なところに使う。

それだけ。

仕事は週4に増えた。

しいことも覚えた。

パソコンのシステム。

入居者への類。

業者との話。

48歳。

最初は何度も失敗した。

でも。

誰も、「おには分からない」とは言わなかった。

分からなければ、聞けばよかった。

それだけだった。

ある休

由美は父の部を片づけていた。

棚のに、あの古い革鞄があった。

葬儀の

の駅けた鞄。

には、もう何も入っていない。

父のは別のファイルに保管した。

森田の名刺も。

会社資料も。

全部役目を終えた。

由美は鞄をに取った。

父が残したものは、証拠ではなかった。

でも、預でもない。

父は、最に娘へ。

選べる状態を残した。

嫌だと言っていい。

渡さなくていい。

夫婦でも。

20緒でも。

自分のを、誰かの都に差しさなくていい。

それをった。

由美は鞄を棚の奥へしまった。

もう、毎見なくてもよかった。

父に守ってもらうは、終わった。

これからは。

自分で自分を守れる。

窓をける。

が入ってくる。

父のいないは、まだし広い。

でも、寂しいだけの所ではなかった。

由美は台所へき、自分のためにコーヒーを淹れた。

そして、その初めて。

これから何を失うかではなく。

これから何をしてみたいかを考えた。

48歳。

20の結婚が終わった。

父もいない。

それでも。

は、まだ終わっていなかった。

 

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